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ルイ・ヴィトン×ミニアマゾン×ショルダー根パーツ交換
2017年03月01日
本日の修理例はこちら


ヴィトンのショルダーバッグをお持ち込み頂きました
ミニアマゾンって言うタイプでしょうか、
いまからもう40年以上前に買われたそうです

ショルダーベルトと本体の接合パーツがちぎれかかっています


もう片方の背面のパーツもいまにも裂けてきそうな。。。。


ヴィトンのリペアサービスでは、古いタイプの修理はもう受けてくれないそうです。
でも当店ならなんとかしますよ

では修理開始

パーツを外す為に、ある程度分解していきます

さすが昔のヴィトンですね。
補強のあて革にも、きちんと革を使ってます

最近のやつは、革でなく紙や布ですからね。


パーツを摘出しました。
今回は他のヌメ革パーツの飴色変化が進んでいますので
肌色のヌメ革を同じような色合いに染めていきます

まるで何年も使い込んだアンティークの風合いに、、、、、
完全乾燥させないといけませんので丸1日おいておきます

乾きました。こんな感じです。

2つ作っているのは、予備としてです。
失敗した時用のこともありますが、
今後同じような色合いのヌメ革の修理に来た時用のストックですね。

さてこちらの摘出したヌメ革パーツ
それぞれ幅が若干違うのがわかりますでしょうか?
おそらく昔に作られたヴィトンは、
一人がひとつのバッグを最終工程まで仕上げていたのではないでしょうか。
現在のように分業生産では考えられない差ですね。

当然、新しく作るパーツもそれぞれ同じ幅に合わせて裁断するわけです。
ここまでいくともう自己満足の世界(笑)
あれやこれやいろいろして、こんな感じになってきました

ヴィンテージのような風合いでなかなかいい感じです。

あとは本体に縫い付けて、完成です♫


他のヌメ革パーツの焼け具合と、違和感なく仕上がりました


根パーツの交換修理は、
ぜひちぎれる前にご相談ください。

ちぎれてしまうとパーツの型取りに誤差が生じやすくなりますので。

これで安心して使えますね

大切にお使いください。
今回の修理代金は、
ヌメ革根パーツ交換2ヶ所 → 10000円(税抜)でした。
※修理品の構造・状態等でお値段変わります。
"あなたの大切な靴、かばんをしっかり丁寧に直します”
靴修理・合鍵のお店 『プラスワン蛍池店』
♫蛍池駅直結の商業施設「ルシオーレ」の2Fで毎日営業してます♫
●営業menu:靴修理、かばん修理、合鍵作成、時計の電池交換、傘修理、
オリジナルハンドメイドレザーアイテムの制作・販売
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●営業時間:10:00〜20:00
●定休日:なし※ルシオーレに準ずる
●TEL:06-6850-2880
※1人でやってます。接客中や作業中など電話に出れないことがありますのでご了承下さい。
※電話による修理代金の見積りはご遠慮ください。
→体調が悪くなった患者さんが、病院に電話して、
「こういう状態なんですが、治りますか?いくらかかりますか?」と仮に尋ねたとします。
すると、お医者さんが、
「治りますよ、診察代と薬代あわせて◯◯◯◯円です。」と答えたら、
あなたは、そのお医者さんを信用するでしょうか?
もちろん、しませんよね。だってあなたの体の状態を実際に診てくれていないからです。
靴もかばんも同じだと考えます。
形や素材、デザインもそれぞれ、仮に同じ物で同じ箇所の修理であっても、
ひとつとして全く同じ修理はありません。
ですから、実際に靴やかばんの状態を見ない限り、
そもそも修理可能なのかどうかもわかりませんし、ましてや
修理代金の見積額もわからないわけです。
にもかかわらず、「だいたいいくらぐらいかかるのか?」としつこくせまる方もいますが、
仮に、「だいたい◯◯◯◯円ぐらい」と答えたところで、実際にご来店されて
修理希望の実物を見て、見積額をお伝えすると、「電話で言っていた金額と違う!」と言われ、
一方的に怒られるわけです。
果たして、そんな怒られるようなリスクを犯してまで実物を見ていない修理の見積り額を
すすんでお伝えすることなどできますでしょうか?
もちろん修理をするにあたりご予算の都合があることは重々承知しております。
ただ、車の修理の見積り、時計の修理の見積り、家の外壁塗装直しの見積り、
電化製品の修理の見積り、、、etc.
世の中のありとあらゆるモノを修理する際は、修理担当の者が、現物を確認してからはじめて、
それを直すために必要な見積額が提示されるはずです。電話で簡単に「いくらかかりますか?」
と質問してもおそらく正確な見積額は返ってきません。
ですから靴もカバンも、財布も、その仲間にどうか入れてあげてください。
たとえその靴、その鞄、その財布が、高かろうが、安かろうが、
ご自身で身につけ、愛用されて、少なからず同じ時を一緒に過ごしてきたわけですから。
修理代金を知りたい方は、ご足労おかけしますが、店頭までお持ち込み下さい。
また、こちらのブログでは修理例とそれにかかる修理代金を掲載しております。
あくまでご参考までにして頂ければ幸いです。
あ、あと電話で、「今日は営業していますか?」というのもやめて下さい。
定休日もなく毎日頑張って営業してますので(笑)
Posted by plusonehotaru at 10:06
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